GIMER-STICK

エポキシのブログ

クルマのバッテリールームが錆でボロボロになったので修理した

穴があいていたバッテリールーム

くるまのバッテリーが寿命を迎えたため交換するときにバッテリールームの傷みを発見。

さびてボロボロ。
穴があいて地面が見えてるではないですか!!(笑)

さすがにマズイので直すことにしました。

鉄板をエポキシで接着してファイバーグラス+エポキシで補強すれば十分でしょう。

地面が見えてます(笑)

鉄板はそこらへんにあった廃品を利用。わざわざお金をかける必要はない。
「エポキシの耐候性のテスト」でも使ったのと同じものです。
道路工事の看板などに使われるものです。

鉄板の接着もファイバーグラスでの補強も 「システムスリーエポキシ(硬化剤#2)」 を使います。
たいがいのことはこのエポキシで事足ります。

パテを作るためのフィラーは「フェノリックマイクロバルーン」を使いました。
「フィラー」

鉄板を切る

バッテリールームの底全面を覆うように鉄板を切ります。
薄い鉄板なので金切りばさみで簡単に切ることができます。
現物合わせしながら適当にカットしてます。

エポキシ下塗り

ゴミやほこりをできるだけ取り除きます。
接着を確実にするため、エポキシを下塗りします。
刷毛でしっかりと擦りつけることで接着面をしっかり濡らすことができます。
接着力の強さは、両方の接着面がしっかり濡れていることが大事なのだ。

パテをつくる

混合したシステムスリーエポキシに「フェノリックマイクロバルーン」を混ぜてペースト状のパテを作ります。

ペースト状のパテを使うことで、デコボコのバッテリールームの底と平らな鉄板をすき間なく接着することができます。
このように「充てん接着」ができるのが「エポキシ接着剤」の大きな特徴です。

こいつを底に塗ってやります。

パテを塗る

鉄板の裏側(接着面)はサンドペーパーで研磨し荒らしておきます。
研磨の大きな目的は、先にも言ったように「接着剤で濡れやすくする」ことです。
接着剤がはじくような状態では強い接着力は期待できません。
また、油、ワックス、シリコンなどは接着剤をはじきます。これらはシンナーやアセトンなどで拭き取っておきましょう。

鉄板の裏側にもエポキシを塗っておくとよいでしょう。刷毛で塗ることにより表面をしっかり濡らすことができます。

鉄板を接着する

エポキシパテを塗ってから鉄板をゆっくり押し付けて接着します。
いっぺんにポンと置くのではなく、しならせながら押し付けていくと間に空気が入りにくいです。
重石をおいて固定します。
はみ出したパテは滑らかに処理しておきましょう。

これで一晩おいてエポキシを硬化させます。

ロービングクロスで補強する

鉄板だけでは弱いので、ロービングクロスで補強しておきます。

ちょうど写真のようなロービングクロスの切れ端があったので、写真のように3本を帯状に配置して補強することにします。

ロービングクロスにエポキシを塗る

位置を決めてからエポキシを塗ってやります。

コーナーを押さえる

特にコーナーの部分は気泡が入りやすいので刷毛でしっかり押さえて密着させてやります。

塗り終えたらまた一晩ほどおいて硬化させてやります。

ケバ

ロービングクロスやファイバーグラスクロスの端は硬化したあとトゲトゲになって結構危ないです。
手に刺さったりして怪我します。
やすりや荒めのサンドペーパーで研磨して処理しておきます。

これでエポキシを使った作業は完了です。

作業完了

バッテリールームの側面もさびて汚くなってなっていたので、最後に黒のラッカー塗料をスプレーしておきました。
見た目もきれいになり修理は完了です。

これでまた数年は大丈夫でしょう。
というより、ボログルマ自体がもたんかな?