エポキシのブログ
クリヤーコートに膜が張る??
「クリヤーコートを混合して塗ろうとすると、表面に膜が張ったようになり、それを取り除いてもまた膜ができてしまう。なぜか?」
というような質問がありました。
これと同じ問い合わせが2度ほどありました。私自身はこのような経験をしたことがないのですぐに原因は分かりませんでした。
しかし、いろいろ細かく調べてみるといくつか共通点がありました。
・気温が低い時期である。
・石油ストーブで暖房をしている。
これらから、エポキシの温度と湿度が関係しているのではないかと考えます。
気温が低い時期、エポキシの温度は低いはずです。暖房で室温を上げてもエポキシの温度はすぐには上がりません。
石油ストーブは、燃焼時に大量の水を出します。信じがたい話かもしれませんが、石油(灯油)を燃焼させるとほぼ同じ量の水が排出されます。
石油ストーブで暖房をすると、気温を上げると同時に水分量も増えます。
多量の水分を含んだ温かい空気が冷たいものに触れると結露します。
このようなことが、エポキシの表面で起こっているのではないかと思います。水分がエポキシと反応して膜のようなものができているのでは??
このような事例はクリヤーコート以外では聞いたことはありません。クリヤーコート独自の成分も関係しているのかもしれません。
使用条件や環境によっては、このようなこともあるというお話です。
「クリヤーコート」の詳細