エポキシのブログ
メーカーの動画を見よう - 4(傷んだ木材の補修)
このビデオは、「エンドロット」の方法で、傷んだ木部を補修する様子を解説したものです。
手順は以下のとおりです。
- ボロボロになって傷んだ木部を取り除きます。
- 古い塗装もサンダーを使って取り除きます。
- ホウ素系の防腐剤の水溶液をたっぷりと塗り防腐処理をおこないます。この動画では園芸用の噴霧器を使ってます。ハンドスプレーでも十分です。
- 水気が乾燥してからロットフィックス(エポキシ樹脂)を塗って下地を固めます。
- 次にボレートロッドを挿入します。穴はスカルプウッドパテでふたをします。
- このケースでは補強のために鉄筋を使っています。ドリルで穴を開け、接着剤(クイックキュアー)で接着します。
- 合板で型を作ります。接着防止のためワックスペーパーを使っています。これをやっておかないとパテが接着して取れなくなります。
- スカルプウッドパテを盛っていきます。空洞ができないように注意します。
- 1日経ってパテが硬化したら型を外し、ヤスリやノコギリなどで形を整えます。
- 次に、スカルプウッドペーストを使って、小さい穴や凸凹やひび割れを埋めます。
- 十分硬化してから研磨して表面を整えます。
- 最後に塗装をして仕上げます。
この動画のケースのように、交換できない部材は補修して直すほかありません。
動画ではすべて一人で作業しています。補修なら一人でも簡単です。
ぜひ挑戦してみてください。
●この動画で使われているシステムスリーの商品
ホウ素系の防腐剤
このビデオでは2種類のホウ素系の防腐剤が使われています。粉末のもの(ティンボア)は水溶液にして塗布します。
棒状のもの(ボレートロッド)は木材にドリルで穴を開け挿入します。これはゆっくりと溶けて拡散するので長期にわたって防腐効果が続きます。
ホウ素系の防腐剤の詳細と販売は→
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ロットフィックス
液体のエポキシ樹脂です。木材に浸透して強化します。
ロットフィックスの詳細と販売は→
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スカルプウッドパテ
粘土状のパテです。。
スカルプウッドパテの詳細と販売は→
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スカルプウッドペースト
木材補修用のペーストです。細かいひびや穴埋めに適しています。
スカルプウッドペーストの詳細と販売は→
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クイックキュアー
このビデオでは、補強のために鉄筋を使っています。鉄筋の接着にクイックキュアーを使っています。クイックキュアーは短時間で硬化するエポキシ接着剤です。
クイックキュアーの詳細と販売は→
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