エポキシのブログ
メーカーの動画を見よう - 5(着色剤の上にエポキシを塗る)
着色剤の上にエポキシを塗るときの注意点
この動画では、「MINWAX」というブランドの着色剤を使っています。
これはおそらく、日本で販売されている「油性ステイン」あるいは「油性着色剤」と同じようなものでしょう。
「薄めるときは<ペイント薄め液>を使ってください。」と書いてるタイプのものです。
私は、MINWAXを使ったことはありません。たぶん、日本で入手するのも難しいでしょう。
動画では、着色剤を塗ってから<7日経ったもの>と<十分に乾燥してないもの>にエポキシを塗って比較しています。
<7日経ったもの>にエポキシを塗った場合、全く問題ありません。
<十分に乾燥してないもの>にエポキシを塗った場合、エポキシははじいてムラになっています。
このように、油性ステインを使う場合は十分に乾燥させてからエポキシを塗ることです。
ほかの着色剤を使う場合は、実際に試してみること。
---私からのコメント---
木材に着色してからエポキシでコーティングしたいことはよくあることでしょう。
この動画のように、注意しないとうまくいかないことがあります。
この動画では、水性着色剤やオイル系の着色剤は避けるべきだと字幕で出てます。
でも、私の経験からすると水性着色剤は必ずしも悪いということはないと思います。
水性着色剤も完全に乾燥させれば、エポキシを塗っても問題ないことも多いです。ただし、試してみてください。着色剤の成分などによってはうまくいかない場合もあると思います。
動画で避けるべきだと言ってる「オイル系の着色剤やオイル系の塗料」(Heavy Oil)は、おそらく乾燥が遅い乾性油ベースのもののことを言ってると思います。亜麻仁油とかがベースになってるものがありますよね。例えばワトコ(WATCO)とか。油絵具なんかも乾性油ベースですよね。
この手の塗料は乾燥がものすごく遅いです。また、時間が経ってもハジキが出やすいので、上にエポキシを塗る場合は、この手の塗料や着色剤は避ける方がいいでしょうね。
<ペイント薄め液>を使って薄めるタイプの塗料は、乾燥が遅いものが多いです。
<ペイント薄め液>は、石油のにおいがする溶剤です。